ヒトのトコロの過去ログを読むにつけ、今更ながら改めて考えてみた・・・
SIGMA、Foveon社を買収 - ごっさん居眠り中 [ 20081114 ]
>「類似」なんて微妙な事をしないで~
おきつねさまも、カメラ本体選定時に同様の思案をしたコトがあった・・・
しかし、SIGMAの場合、他のレンズサードパーティ以上に、
主要カメラメーカーのマウント向けラインナップの充実を図っているコトも踏まえるに、
フランジバックを、Kマウントの45.46mmから、某著名C社と一致(44.0mm)させることで、
自社カメラの小型化と、レンズ開発の効率化を図ったのは間違いが無いトコロと考える。
ただ、1つ前のSD10までは、外爪(SA-OBマウント)とやらが付いていて、他社レンズの一部を利用できたとか。
暗に、他社で署名な既存の玉を、自社機でも利用可能にするコトで、ユーザーの取り込みを図ったのだと思う・・・
ソレが大きく成功しなかったのは、SD14でOBが消えた点でも窺い知る事が出来るケドね(´ヘ`;)
その点では、完全に独自路線に舵を切ったのは、14からだと考えたほうが良いのかも知れない。
マウントの差では、フランジバックの違い以上に、Kのレンズ側突起を回避するスペースを、
本体マウント部分に確保しなければならなくなる点が大きく、コレは想像以上に問題で、
もしSAを開発していなければ SDシリーズ、ボディサイズ(奥行き)が、かなり大きくなっていただろう。
コレは、タムロンのアダプトール(PKマウント)や、KENKO APK.TELEPLUS MC7を改造し、
所有機(SD14)で、Kやアダプトールのレンズを使えるようにしてみて判ったコトで、
あのSD系の特徴でもある、RFフィルタを兼ねるダストプロテクタを、効率的な位置に配するには、
Kマウントレンズの あの突起の類は、かなり致命的な構造物だったと診ていい・・・
また、Kに準拠するには当然、駆動箇所との同期など、余計な機構を要するのだが、
K系は、AF化された時点でライセンスフリーではなくなり、且つ接点の絶縁にも難がある構造・・・
そんなモノを対価を払ってまで採用するよりも、独自接点構造と併せてマウントを開発するほうが、
利に適っていると云える。
そして、当時 AF/AEありきな風潮が支配的な中で、その意味を失いつつあった手動絞りの構造を廃し、
電子制御にのみ特化して、部品点数削減を主たる目的として策定した規格なのだろう。
(絞り輪復活キボンヌな MF使いの おきつねさまがココに居る・・・)
> 少々口径が大きいので、ちょっとガタつくらしい
マウント部の機械構造的には、径ではなく、厚みが微妙に異なるコトが、ガタの要因となっている。
ただ、イジったアダプトールで使うに、然程支障は無かった。
・・・フランジバックの違いで無限遠でのピンが出ないモノの、目視によるMFで使うのなら、その影響は大きくなく、
且つ、AFポイントでのピンの取得も正しく機能してくれるので、夜間の撮影でも困るコトはナイ。
> SAマウントに、継承ってほどのレンズが世に出ているのか。
SA-300(同マウント)登場以降のモノなら、自社レンズの ほぼ全てのラインナップで
SAマウントが設定されているので、使える玉数も、そうは少なくナイと思うのだが・・・
・・・結局 高価なモノだし、種類ばかりあっても(撮影結果の)質が伴わなければイミないし(^_^;)
取り敢えず、自社製品であるSAやSDユーザーが、機材の更新/乗り換えするには
それなりに都合が良いので、メーカーとしての最低限の責任は果たしていると診て良いと・・・
ま、(カメラ本体)他社同様、あからさまなロックイン戦略ではあるケドね・・・(^_^;)
2010/02/04
SIGMA SAマウント考・・・
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